夏の疲れを撃退!旬の食材で元気に過ごそう

毎日の食事で体の不調を治す「薬膳」

 

暑いですね。皆さま体調は崩していませんか。

 

漢方には「病気になる前に治す」という考え方があります。

漢方の中でも食事にアプローチしたものを「薬膳」と言います。

毎日の食事で体の不調を治す「薬膳」に注目して、夏の食材が持つ効能をご紹介します。

 

 

症状 夏に旬の野菜 夏に旬の魚介類

胃腸の不調

枝豆、オクラ あじ
むくみ

きゅうり、とうもろこし、なす、

レタス

 
夏バテ ズッキーニ、冬瓜、とうもろこし うなぎ、かつお
疲労回復 かぼちゃ かつお、しじみ、タコ、うなぎ
イライラ

トマト、ピーマン、らっきょう、ミント、なす

 

 

 

夏に旬の野菜

枝豆

消化吸収を高め、気を補う作用があります。疲れ、消化不良、スタミナ不足の人に適した食材です。

また血を補う作用もあり、めまいやかすみ目にも有効です。

体に溜まった余分な水分を輩出する働きもあるので、むくみ、体のだるさにも効果があります。

 

 

オクラ

消化吸収を高めるので、食欲不振、消化不良、胃炎の改善に適しています。

体の熱を沈め、のどの渇きを潤し、夏バテ予防の効果もあります。また夏の便秘にもおすすめです。

血のめぐりを良くし、滞りを解消する作用もあります。

ニキビ、皮膚のあれ、目の下のクマ、イライラの改善にも良いでしょう。

 

 

きゅうり

熱を冷まし、潤いを与えます。炎症を抑え、のどの痛みやニキビなどを改善します。

また利尿作用があるので、むくみ、湿疹、だるさなど、水分代謝の乱れが起こす症状にむいています。

 

 

とうもろこし

胃を整えて消化吸収を高めます。消化不良や食欲不振の改善に適しています。

不足した気を補うので、スタミナがない、力が出ない、元気がない、夏バテ気味の人にもよいでしょう。

また、高い利尿作用があるので、慢性的なむくみ、体のだるさ、湿疹などの症状改善に役立ちます。

 

 

なす

暑さをやわらげ、口やのどの渇き、目の充血、ほてり、イライラなどの熱が引き起こす症状の改善に適しています。

熱による腫れや痛みを抑えるので、ニキビや吹き出物にも有効です。

血の滞りをなくし止血する作用があるので、のぼせによる鼻血や打ち身による出血の緩和にも役立ちます。

他にも、消化不良や食欲不振の改善、むくみの改善にもよいでしょう。

 

 

レタス

体にこもった余分な熱を取る作用があります。めまい、イライラ、ほてり、のぼせの改善に効果があります。

また過剰な水分を輩出する働きもあるので、むくみ、尿が出にくい、湿疹などにも適しています。

 

 

ズッキーニ

体にこもった余分な熱を冷まし、潤いを与えます。イライラ、ほてり、のぼせ、口やのどの渇きを改善します。

また、体にできたしこりを取り、むくみを取る作用があります。

リンパ節の腫れ、皮膚の湿疹、頻尿など、水分代謝が乱れている時によいでしょう。

 

 

冬瓜

体にこもった過剰な熱を取り流れを良くします。

夏バテ、のどの渇き、多汗、便秘、イライラ、不眠に効果があり、中国では糖尿病の薬膳料理にも使われています。

また、利尿作用もあるので、むくみ、水虫にも効果があります。

 

 

かぼちゃ

消化吸収をサポートし、気を補う作用があります。元気がない、疲れが取れない、気が不足している時に適しています。

病後の体力がない時にもよいでしょう。また、炎症を抑えて痛みを止める効果もあります。

冷えを改善する作用もあります。冷えたビールなど冷たいものを取りがちな夏は、かぼちゃで冷えを予防しましょう。

 

 

トマト

体の余分な熱を取り除き流れを良くします。のどの渇き、肌の乾燥、便秘に有効です。

また、血にこもった熱を冷まし、肝の働きを整えます。イライラ、発熱、口内炎、鼻血などに効果があります。

さらに胃の働きを整え、消化を促す作用があるので、消化不良や食欲不振にも適しています。

 

 

ピーマン

滞った気の流れを活発にし、肝の働きを正常にする作用があります。

お腹の張り、頭痛、胸苦しさなど、ストレス性の症状の改善に役立ちます。

イライラしたり、落ち込んだりと気持ちが変わりやすかったりするひとにおすすめです。

 

 

らっきょう

気の流れを活発にする作用があります。落ち込みなどの精神的ストレス、お腹の張り、胸苦しさに効果があります。

また、寒気やむくみなど冷えが原因の症状を和らげます。

特にお腹を温める作用が強く、冷たいものをよく食べる夏には積極的に取りたい食材です。

 

 

ミント

体にこもった熱を鎮める働きがあり、発熱、のどの痛み、頭痛、夏カゼの症状に効果的です。

また肝の働きを正常にする作用があり、イライラ、目の充血、顔のほてりなど、

ストレスで興奮している時に良いでしょう。

 

 

 

夏に旬の魚介類

 

あじ

体を温める働きがあります。胃の冷えを改善する作用が強いので、腹痛、下痢、便秘などの予防におすすめです。

また胃の働きを強めるので、消化不良や食欲不振の時に食べるとよいでしょう。

 

 

うなぎ

スタミナ食の代表格で、生きるための原動力である気と、体の栄養分となる血の両方を補う作用があります。

体そのほか、関節の痛みを和らげたり、足腰のだるさや手足のしびれを改善する働きもあります。

 

 

かつお

気と血を補います。蓄積した疲労や貧血の改善に役立ちます。

またパワー不足による全身の疲れや息切れ、目のかすみや生理不順など、栄養不足が引き起こす症状の改善に適しています。

腎を丈夫にする作用があるので、むくみ、耳鳴り、発育不良、腰のだるさに有効です。

 

 

しじみ

体にこもった余分な熱を鎮め、炎症を抑える働きがあります。

ほてり、のどの渇き、皮膚の腫れに適しています。

また余分な水分を輩出する作用もあるので、むくみ、だるさにもよいでしょう。

さらに酒の毒を弱める働きがあります。二日酔いの時に食べると症状を和らげることができます。

 

 

たこ

気と血を補う作用があるため、疲れやすい、元気が出ない、息切れがするなどの症状に効果的です。

筋肉や骨を強くする作用もあるので子供や高齢者、運動をする人にも良い食材です。

 

 

 

いかがでしたか?

夏の疲れは知らず知らずのうちに溜まってしまうもの。

旬の食材で体本来の元気を取り戻しましょう!

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